Apple Watchの心房細動履歴で4%と表示されました!
これって大丈夫なのでしょうか?
パーセントの数字の意味は何をどの程度を示すのでしょうか?
拡張型心筋症で心不全(NT-proBNP:200~300くらい)の私ですので心臓に関する数値は特に気になります。
拡張型心筋症の診断を受けた当初は心房細動もありそうだねと医師に言われていたので尚更です。
今回はApple Watchの心房細動履歴についてちょっと調べてみました。
Apple Watchの心房細動履歴表示が出た!
月曜日の夜だったかな、ちょっと正確な時間は覚えてませんがApple Watchに「心房細動履歴」がありますって通知が来て、iPhoneでヘルスケアを見ると確かに『心房細動履歴』って項目が出ててタップして見ると…
4%と言う謎の数値が^^;
心房細動履歴って何それ?
気になるじゃないですか!
4%って何?
どうなのそれって、って…
Apple Watch用に使ってたiPhoneが娘のお下がりでiPhoneSE2になってiOSも17.5.1にしたんですね。
その流れでApple Watch(Series 6)のWatchOSも8.8.1から10.5(21T576)にバージョンアップしました。
そしたらヘルスケアの表示内容が随分変わって新しくなってて、その中の一つが『心房細動履歴』だったんですね。
ちょっと事前に何も知らなかったので少し戸惑いました。
なので調べて見ることにしました。
ちなみに次の週は3%となりました。
Apple Watchの心房細動履歴とは
Apple Watchの心房細動履歴が日本で利用できるようになったのは意外と最近のようで2024年5月22日にアップルがリリースしています。
心房細動と診断された人が利用するのを前提としているようです。
細かい仕様や使い方に関しては、多分もう検索して上記のAppleのページなどを見てると思うのでここでは割愛します。
ただ、心房細動が起こっているかどうかをほぼ毎日24時間、本体を充電している時間以外は監視してくれるデバイスなんだと言うことは分かりますね。
これは心臓病を抱える者としてはありがたいと思いました。
もちろん測定結果が100%正しいと言う訳でも無いことは理解しておかないとですけど。
心房細動履歴は何%以上だと異常なの?
心房細動履歴は何%以上だとまずいのでしょうか?
いろいろと調べてみましたが、具体的に何%だから異常だとか危険だとかって無いみたいです。
Appleの解説によれば心拍が不規則になっている時間の割合(%)を心房細動負担といい、観察時間全体に対して心房細動が起きていた時間をパーセントで表示しているとのこと。
従って4%と言うのは前週で測定していた全時間の中で4%の時間で心房細動を観測したと言うことのようです。
加えて本当にそれが心房細動であったのかどうかに関しては当然ながらもっと詳しい検査を医療機関で行わなくては分かりません。
実際私は現在心房細動の症状は出ていません。主治医からの言及もありません。
ですがApple Watchでは3%とか4%の時間で心房細動があったと測定されています。
これは恐らく誤測定で期外収縮などがあると測定が上手くいかない場合もあるみたいです。
※心房性期外収縮と言う不整脈をApple Watchでは心房細動と誤検出する場合があるようです。
→ 心臓の健康を見守るApple Watchの心房細動履歴、専門医に「正しい使用方法」を聞いた
更に付け加えると0%と言う表示は無いそうで、最低でも2%以下って表示になるみたいです。
つまり数値が小さくて心房細動と診断されたことの無い人では、
例えば一桁くらいではあまり気にするレベルでは無いのでは?
って言うのが私の結論です!
私論ですのでどうぞそのへんはご理解ください。
また、Apple Watchの数値などとは関係無しに体に異常を感じた場合はすぐに医療機関に行きましょう。
心房細動負担を増やす要因
心房細動負担を増やす要因としてAppleは以下の物を提示してます。
- カフェインの過剰摂取
- アルコールの過剰摂取
- 運動不足
- 肥満
- 脱水
- ストレス
運動や睡眠はApple Watchで記録を残せますし、飲酒に関してもヘルスケアアプリで飲酒量を記録(手入力)することができます。
これらの要因のデータと心房細動負荷の割合を照らし合わせることで何が要因になっているかを医療機関などと共有できるかもしれません。
と言うかそれが本来の目的であって何%だったから心配だ危険だ!って事ではなさそう。
心房細動負担を減らす要因
Appleの解説によれば
健康的な食事、標準体重の維持、週5回の適度な運動
によって心房細動の負担を減らすことができると提示しています。
心房細動履歴の作動方法
心房細動履歴を記録する手順を整理しておきます。
その前にバージョンですね。
Apple WatchではWatchOS10.0以降、iOSは17.0以降に対応しているようです。
設定の手順は以下です。
iPhone でヘルスケアアプリを開き右下の「ブラウズ」から「心臓」をタップします。
「心臓」の中に「心房細動履歴」が出てくると思います。
設定をタップし「使用開始」をタップすると心房細動履歴が使えるようになると思います。
生年月日や医師から心房細動の診断を受けているなどの質問画面が出るかもしれません。
その場合は質問に回答し最後に「完了」をタップしてください。
※心房細動履歴を選択すると自動的に「不規則な心拍の通知」機能が働かなくなりますので注意が必要です。
※心房細動履歴と不規則な心拍の通知のどちらが必要かは個々によって違うと思います。
※理由は分かりませんが心房細動履歴は22歳以下の使用を想定していないとされてます。
まとめ
今回はApple Watchの心房細動履歴について考察してみました。
- WatchOS10.0以降に対応
- iOSは17.0以降に対応
- 数字の%は心房細動負担(割合)
3、4%くらいなら気にするレベルではないと思われますが、では何%になったら医師に相談するレベルなのかとか、具体的な数値を知ることはできませんでした。
しかし、そもそも心房細動履歴は病院で心房細動があると診断された人を対象とした機能であると言及していることから、何%だから危険!とかって事では無いのだろうと思いました。
更には「心房細動履歴」と「不規則な心拍の通知」は同時に動かせないため、どちらか一つを選択することになるのはユーザーは認識しなくてはならないでしょう。
Apple Watchを妄信してはいけないのかもしれませんが、現時点ではほぼ24時間365日手首に装着している限り私の心臓をモニターし続けてくれるデバイスであることには変わりありません。
拡張型心筋症は進行性の病気でこの先良くなることは無く、むしろ不整脈とか異常が起きてくることが予想されます。
その時もしかするとApple Watchが察知してくれるかもしれないでの私はこの先もしばらくは使い続けようと思っています。
(この見解は文末で変更になっています)
難点を言えば…
メインで使用してるスマホがAndroid端末なのでiPhoneも別に持たないといけないと言う…
ま、これは私の個人的な状況に過ぎません。
メイン機種をiPhoneにすればいい話しなのですがiPhoneお高くて^^;
追記)
Apple Watchの心房細動履歴について更に調べてみると、Appleのプレスリリースにもあるように「心房細動と診断された22歳以上の人が対象」となっています。
なので心房細動と診断されてない私が数値が何%だから大丈夫か!?って心配してること自体が本来の使用方法からズレてるんだなと思いました。
なので私の場合は心房細動履歴を利用してもあまり意味が無いとの結論になりました。
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