入院1日目

入院記録

拡張型心筋症と診断を受けるにあたり、外来受診から入院となりました。
今回はその入院での体験やら様子についてお伝えしようと思います。

入院1日目

火曜日の午前中、9時半ころに電車にて総合病院に到着しました。
徒歩で駅まで行きましたがこの時すでに苦しかったですね。

この病院を選んだのは総合病院で設備も整っており、数年前に健康診断を受けにきてて診察券も持っていたので決めました。

受付をすませ内科で待っていると看護師さんに呼ばれ問診してくれました。

  • 先週突然息切れを感じる
  • 胸の辺りが痛い
  • 横になると苦しい
  • 息をするとヒュ~ヒュ~と音がする
  • 体重が2キロくらい増えた

先週から出ていた症状を話すと少しヤバそうな表情に…
話しの途中で医師が外に出ようとすると呼び止めて、まずは先生に診てもらいましょうと。

しばらくして診察室に呼ばれました。

再度先生にも同じように症状を話すと先生から

脈をみてみようか

と言われ手を出すと、

冷たいね!脈も120くらい。早いね!

と言われました。

診察が終わると検査の指示が。

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 胸のレントゲン
  • 心電図

これらの検査を終えて、戻るとなかなか呼ばれない…

なんか変なところが見つかったのか、嫌だな。
そう思っていると事務の人が来てCTが追加になったので受けて来てと言われました。

この時点でだいぶヤバい感じだなと思いました。
状態が良くないのでCTも撮って詳しく確認しなきゃと言うことなんだろうな、と。
そしてその嫌な予感は的中してしまいます。

再度診察室に入り先生から説明された内容は以下のようなものでした。

NT-proBNPが9571

血液検査の結果NT-proBNP:9571

血液検査の結果、NT-proBNPが9571
これは心臓の負担がどの程度かを示す項目で異様に高くなっている。
通常値は125以下。
心臓がきちんと動いていないと思われる。

尿酸値やクレアチニンも高く腎臓が弱ってると考えられる。

心エコーの結果から

心エコーの結果を見ると、左室駆出率(EF)が15%程度しかない。
左心室から血液を押し出す割合で通常は50%以上ないといけない。

左室が拡大している。
拡張型心筋症(Dilated cardiomyopathy: DCM)が疑われる。

心電図の結果から

心電図の結果、左室肥大、心房細動の兆候

心電図を見ると少し心房細動の傾向があるかもしれない。
またこちらでも左室肥大の傾向が出ている。

心臓が肥大している

レントゲンで見ると心臓が肥大しているのがわかる。
通常は心臓の大きさは50%くらいなのが、あなたの場合はおよそ59%
心肥大が確認される。

肺に水が溜まっている

CTで肺に水が溜まっている様子

CTの結果を見ると肺に水が溜まっている様子が確認できる。
息苦しさや横になると苦しい、呼吸で音がするのはこれが原因。

 

診断の結果、心臓が肥大していて動きが悪く血液が十分に循環していない。
腎機能も弱っているため尿も作れず肺に水が溜まってしまっている。
心不全という状態になっていると診断される、と。

即入院

今日来てくれて良かった!
あなたは助かります!
大丈夫だから!

先生はこう言って励ましてくれました。
とりあえず良かった…
でも、今日このまま入院なんですか?と聞くと、

家には帰せません!
そんなしたら死んじゃう。
即入院です!

そよかぜ
そよかぜ

え~!

って思いましたが、実はある程度想定していたので、スマホの充電器や心療内科で出されている薬など、必要そうな物はある程度準備して行きました。
用意周到なんです^^;

ただベッドの空きが無くてすぐには病室に入れない状況でした。
看護婦さんが「先生になんて言われました?」って言うので、

 

そよかぜ
そよかぜ

今日、家に帰ったら死ぬって言われました!

と言ったら「そうだよね〜」とww

結局ERの隅の方の仮設ベッドみたいな場所で点滴が始まりました。
そして沢山の膨大な書類を持ってこられて、それを書かなくてはならないと言う状況に…

これがなかなかキツかったですね。
もう午後2時を過ぎててお腹ペコペコだし、体はダルくて重たいし、頭もほとんど回らないような感じで、書類に目を通して記入しなくてはならないと言う…

ERなので緊急の患者がどんどん運ばれてくるので、慌ただしいのなんのって。
子供はギャンギャン泣くし、なかなか大変だなぁとか思ってました。

しばらく放置されて居て漸く看護師さんが来たと思ったら、
「ベッドがなかなか開かないから最悪ここで入院かも」と。
さすがにそれは勘弁して欲しいと思いましたね^^;

病室へ移動

午後3時過ぎ、やっと部屋が準備できたようで移動できました。
4階の412号室、4人部屋。

第一印象、おじいちゃん二人のイビキがすごい!w

その後、心電図モニターやら左手の人差し指にパスルオキシメータを着けられました。
病棟の看護師さんたち、なんかテキパキしてる。

何日ここに居るんだろう?
とりあえず死なずにすんだみたいで、ホントに良かった。

色々と思うことがありましたが、おじいちゃん達のイビキで私の思考はかき消されて行きます。

夕方になると夕食が出てきました!
もう昼ごはん食べてなかったのでお腹ペコペコでしたので当然のように全部食べました。
て言うか食欲だけは問題ありませんでした。

しかしながら胸の苦しさや呼吸の辛さなどは改善などするわけもなく。
ただベッドがリクライニング出来るので、背中を少し上げると楽になりました。
これはいいモノだ!と思いました。

少し落ち着いてきたのでポケモンGoを立ち上げてみると、なんとポケスポットが近くに!
ラッキー!

夜、いつも寝る前に飲んでいる眠剤が2種類あって持参してきたんだけど、
先生の指示で1種類しか出なかった。
何故か理由はわからなかったんだけど、そのせいもあったのかとにかく全然寝れない^^;

おじいちゃん達のイビキ相変わらずすごっ!
環境が変わったのでなかなか寝れない。
眠れなくて横になってるとだんだん暑くなってきて、
そして寝れない…

そんな状況が続きながら、人生始めての入院1日目が過ぎて行きました。
この時はまだ拡張型心筋症だとは思ってもみなかったのですが、とりあえず心臓が悪いことはわかりました。

漠然とした不安感と慣れない環境によるストレス感。
どのくらい入院してるんだろう?
子供たちはちゃんと学校とか行ってるか?
夕飯はどうしてる?

そんな身近な心配事とかを感じながら、多分いつの間にか少しは眠れたんだと思います。

【私の入院記録】

そよかぜ
そよかぜ

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