拡張型心筋症と運動の向き合い方 〜無理をせず「できる一歩」を大切に〜

階段をのぼるイメージ 拡張型心筋症

拡張型心筋症と診断されたとき多くの人が最初に感じるのは

「これから自分の生活はどう変わるのだろう」

という不安ではないでしょうか。


私自身も同じでした。
診断を受ける前
運動は「健康のためにやらなければならないもの」でした。

しかし診断後は「動けること自体がありがたい」と考えるようになりました。

拡張型心筋症は心臓のポンプ機能が低下する病気であり無理な運動はかえって症状を悪化させる可能性があります。

だからこそ運動に対する考え方を根本的に変える必要があるのです。

今回は拡張型心筋症と運動の関係について私自身の体験を交えながら解説します。
医師からの指導を受けつつどのように無理なく運動を取り入れていくか、そのヒントになれば幸いです。

拡張型心筋症とは?

階段をのぼるイメージ

拡張型心筋症は心臓の筋肉が薄くなり心室が拡張してしまう病気です。
その結果心臓のポンプ機能が低下し全身に十分な血液を送ることが難しくなります。

主な症状には以下のようなものがあります。

  • 動悸や息切れ
  • 疲れやすい
  • 足のむくみ
  • 夜間の呼吸困難
  • 心不全症状の進行

こうした背景から
「運動=体に良い」とは限らず

拡張型心筋症の患者にとっては

「適切な運動」と「危険な運動」

の線引きがとても重要になります。

日々の体調と相談する運動スタイル

拡張型心筋症を抱えながらの生活では毎日が「自分との対話」です。
「今日は歩けそうかな?」
「階段はやめておこう」

このようにその日の体調や心拍の状態を見ながら運動量を調整することが欠かせません。

そよかぜ
そよかぜ

以前は「やるか、やらないか」という二択だった運動も今は「どれくらいなら大丈夫か」を探る行為になりました。

拡張型心筋症と運動 なぜ無理は禁物なのか

心臓はポンプのように全身へ血液を送り出しますが拡張型心筋症ではその機能が弱まっています。

そのため過度な運動をすると以下のようなリスクがあります。

  • 心拍数や血圧の急激な上昇
  • 不整脈の誘発
  • 心不全の悪化
  • 最悪の場合突然死のリスク

一方で全く運動しないと筋力や体力が低下し日常生活すら困難になります。

そよかぜ
そよかぜ

つまり大切なのは「無理なく続けられる運動」を取り入れることなのです。

私自身の体験:5分の散歩から始まったリハビリ

拡張型心筋症を発症してから私にとっての「運動」は大きく変化しました。

かつてはジムに行って汗を流すことが健康の証でした。
子供たちが小学生の頃はPTAのママさんバレーに参加して5年目に優勝もしました!

けれど発症当時は、5分の散歩がその日の全力。

ある日体調が良さそうなので近所を少し歩いてみました。
たった5分でしたがそれだけで息が弾み達成感と共に小さな喜びがありました。

その翌日、気づいたのです。

  • 「昨日より疲れにくい」
  • 「夜、よく眠れた」

この小さな変化が私にとっては大きな希望となりました。

拡張型心筋症における運動の効果

適切な運動やリハビリを続けることで以下のような効果が期待できます。

  • 体力の維持・筋力低下の予防
  • 生活の質(QOL)の向上
  • 気分転換やストレスの軽減
  • 睡眠の改善

実際医学的にも軽度〜中等度の運動は予後の改善に寄与するという報告があります。
ただし必ず医師の指導のもとで行うことが前提です。

拡張型心筋症と運動のリスク

拡張型心筋症における運動には注意点があります。

  • 激しい運動は心臓に過度な負担をかける
  • 不整脈を誘発する可能性がある
  • 水分・塩分制限と運動が重なると体調を崩しやすい

これらのリスクがあるため
「無理をしない」ことは絶対条件です。

運動はあくまで
「できる範囲で」
「医師の指導のもとで」
行うべきです。

拡張型心筋症におすすめの運動例

拡張型心筋症の患者に推奨されるのは「有酸素運動」を中心とした軽い活動です。
医師の許可を得た上で、以下のような軽い運動が役立ちます。

  • 散歩:無理のないペースで5〜15分程度
  • 軽いストレッチ:血流を促し、硬直を防ぐ
  • 軽い筋トレ(椅子の立ち座りなど):生活動作を楽にする
  • 呼吸法やヨガの基礎的動作:自律神経を整える

重要なのは「周囲と比べないこと」
あくまで自分の体調に合わせて少しずつ積み重ねることが大切です。

Apple Watchなどのデバイス活用

applewatchを装着している様子

私はApple Watchを使って心拍数や心電図を日常的に確認しています。

これにより「今の運動は大丈夫か」をリアルタイムで知ることができるため大きな安心感につながります。

最新のウェアラブル機器は心疾患を抱える患者が「安全に運動と向き合う」ための心強い味方になってくれるのです。

日常生活での工夫

運動と聞くと「時間を作ってやるもの」と思いがちですが
日常生活の中でも工夫できます。

  • エレベーターではなく階段を少しだけ使う
  • 家事(掃除・洗濯・料理)をゆっくりこなす
  • 買い物の際に歩く距離を少し伸ばす
そよかぜ
そよかぜ

こうした「生活の延長線上の運動」は無理がなく継続しやすいのです。

運動を続けるための心構え

拡張型心筋症では「周囲と比べない」ことがとても大切です。

  • 今日は5分歩けた → それだけで十分
  • 昨日は疲れて休んだ → それも大事な選択
  • 周りはもっとできている → 比べなくていい
そよかぜ
そよかぜ

今日は自分をちゃんと動かせた!

この一歩を積み重ねることが未来につながります。

メンタル面への効果

運動は身体的な効果だけでなく精神的な面でも大きな支えになります。

拡張型心筋症と向き合う日々は不安や孤独を感じやすいものです。

そんなとき短い散歩やストレッチで体を動かすことで
「自分はまだできる」という実感を得られます。

そよかぜ
そよかぜ

これは前向きな気持ちを持つために非常に大切です。

患者同士の情報共有の大切さ

拡張型心筋症という病気は一般にはあまり知られていません。

だからこそ患者同士での体験共有は大きな価値を持ちます。

「私はこういう運動をしている」
「これくらいなら大丈夫だった」

こうした情報交換は安心につながり生活の質を高めてくれます。

そよかぜ
そよかぜ

私の発信もその一助になればと願っています。

運動に取り組む際の注意点

運動に取り組む際の注意点を整理しておきます。

  • 運動の前後で体調の変化をチェックする
  • 動悸や息切れ、胸の痛みがあるときは中止する
  • 水分補給を忘れない
  • 必ず主治医に相談し個別に適切な運動量を確認する

👉 運動は必ず医師の指導のもとで! 自己判断はとても危険です。

まとめ

拡張型心筋症と診断されてから運動の意味は「健康のため」から「動けることがありがたい」に変わりました。

  • 無理は禁物だけど「できること」を続けることが希望につながる
  • たった5分の散歩でも体と心に変化を与えてくれる
  • 周囲と比べず自分のペースで「今日できた一歩」を大切にする

拡張型心筋症と運動の関係は人それぞれ違います。
でも共通して言えるのは「自分の体と相談しながら、できることを無理なく続けること」です。

今この記事を読んでいるあなたが同じ病気や境遇にあるなら
どうか焦らずあなたらしいペースを見つけてください。

その小さな積み重ねがきっと未来を変える力になると信じています。

🔺最後にもう一度強調しますが運動に関しては必ず主治医の指導のもとで行ってください。自己判断は大きなリスクを伴います。

同じように病気と暮らしている方やご家族を支える方に届けばいいなと思いながInstagramでも日々を綴っています。
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